UNDP GeoHub

期間: 2021年12月 〜 2025年8月

所属: 国連開発計画(UNDP)政策・プログラム支援局 SDG Integration Team

役割: GISコンサルタント → フルスタックGISデベロッパー

リンク: GeoHub · GitHub (UNDP-Data/geohub)

背景

UNDPはデータドリブンな組織への変革を加速するために組織全体のデータ戦略を策定しており、その中で地理空間データは重要な役割を担っています。しかし、各国事務所に分散したデータのサイロ化、相互運用性の欠如、インフラやノウハウの不足などにより、地理空間データの大規模な活用は進んでいませんでした。GeoHubはこれらの課題を解決するため、Data Futures Exchange(DFx)の一部として開発されました。

GeoHubとは

GeoHubは、開発分野の業務を支援するための地理空間データとサービスの統合的なエコシステムです。GISの専門知識を持たないUNDP職員や政策立案者が、以下のことを簡単に行えます。

  • 衛星画像や時空間モデルデータを含む多様なデータセットの検索・可視化・ダウンロード
  • データアップロードパイプラインによる独自データの登録
  • 動的な統計の算出やラスタ解析の実行
  • 地図の作成とコミュニティへの共有

アーキテクチャ

  • フロントエンド: SvelteKitとMapLibre GL JSによるWebアプリケーション
  • バックエンド: Azure Kubernetes Service(AKS)上にデプロイしたPostgreSQL/PostGIS、titiler、pg_tileservなどのFOSS4Gソフトウェア
  • クラウド: Azure App Service、Blob Storage、PubSub
  • データ: Cloud Optimized GeoTIFF、ベクタータイル、STACカタログ
  • ソースコードはすべてオープンソースライセンスでGitHubに公開

主に開発した機能

  • GeoHubの各ページへ誘導するランディングページ
  • ソーシャルログイン(GitHub認証、UN B2C認証)
  • データアップロードパイプライン
  • データセット・地図のユーザー権限管理
  • MapLibreによるデータ可視化のUI/UX改善
  • ラスタ解析機能(titilerアルゴリズム)
  • 保存したMapLibreスタイルから静的地図画像を生成するStatic Image API

関連する発表

GeoHubと連携する危機評価ツールRAPIDAもご覧ください。

スキル

MapLibre, Mapbox, Svelte/SvelteKit, Node.js (JavaScript/TypeScript), Python, PostgreSQL/PostGIS, titiler, pg_tileserv, STAC, Azure (AKS, App Service, Blob Storage, PubSub)