経歴

GIS(地理情報システム)、情報技術、水および衛生分野を専門とするシニアソフトウェアエンジニアであり、日本および東アフリカで13年以上の実務経験を持つ。イギリスのリーズ大学にて、水・衛生・健康工学の理学修士号(MSc(Eng))を優秀な成績で取得。

修士課程の論文では、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の資金提供を受けたCACTUS(都市衛生における気候とコスト)プロジェクトの一環として、都市衛生システムのライフサイクルコストに関する研究を行った。ケニアのナロック市を事例として、衛生バリューチェーン全体における都市衛生システムのコストを推定する研究を実施。現在、2024年1月よりヨーク大学にてコンピュータサイエンス(人工知能)の修士課程をオンラインのパートタイム学生として履修中。

キャリアのスタートは、日本の富士通にてGISアプリケーションの開発に携わる。その後、JICA(国際協力機構)のプロジェクトのGIS専門家として東アフリカ(ケニアおよびルワンダ)で水資産管理および無収水(NRW)管理に従事。この期間中、GitHub上でオープンソースソフトウェアを開発し、水資産管理のための地理空間アプリケーションを持続的に運用できるアプローチを確立。また、ケニアおよびルワンダの水道事業体と個人的なパートナーシップを維持し、ボランティアとしてWASH(Water, Sanitation and Hygiene:水・衛生・衛生管理)分野の支援を継続している。

JICAプロジェクト終了後、ソフトウェアエンジニアリング業界に戻り、日本のさまざまな企業で地理空間ソフトウェアの開発に従事。その後、2021年にリーズ大学の修士課程に入学。2021年12月よりUNDP(国連開発計画)にて、新しいWebベースのオープンソース地理空間アプリケーションの開発を開始。GISの専門知識を持たないUNDP職員や政策立案者が、空間データセットを容易に可視化・分析できるツールの開発に取り組んでいる。

情報技術とWASH分野での経験を活かし、WASH分野におけるイノベーションを推進することに情熱を注いでいる。

興味・関心
  • 地理情報システム (GIS)
  • 水衛生、衛生啓発 (WaSH)
  • 無収水管理(NRW)
  • マイナーな外国語(マサイ語、スワヒリ語など)
学歴
  • MSc Computer Science with Artificial Intelligence, 2024年1月から2026年1月

    英国ヨーク大学

  • MSc Water, Sanitation and Health Engineering (水衛生工学修士), 2022

    英国リーズ大学

  • 文学部歴史学科東洋史専攻, 2009

    東海大学

  • 対外漢語教育学院普通進修生, 2007

    北京大学(中国)

スキル

WATER

Water, Sanitation and Hygiene promotion (WaSH)

Non-Revenue Water Management

Hydraulic modeling - EPANET

Asset Management

GIS

QGIS

QField

Mergin Maps

ArcGIS

GISサーバー

QGIS Server/Lizmap

MapServer

GeoServer

Mapbox/Maplibre Vector Tile

Tiling server (titiler / pg_tileserv)

国連ベクトルタイルツールキット

ArcGIS Server

プログラミング言語

Python

JavaScript / TypeScript

Svelte/Sveltekit

Java

クラウド (Azure, AWS)

データベース

PostgreSQL/PostGIS

SQL Server

Oracle

MS Access

言語

日本語

英語

中国語

スワヒリ語

マサイ語

韓国語

職歴

 
 
 
 
 
国連開発計画(UNDP)
GIS Developer
2021年12月 – Present ニューヨーク(イギリス/日本からリモート勤務)

UNDPのBureau for Policy and Programme SupportのSDG Integration TeamでGIS基盤開発をしています。

個人コンサルタント - GISコンサルタント (パートタイム) 2021年12月から2022年9月まで

IPSA-9短期 - GIS Developer (フルタイム) 2022年9月から2023年7月まで

IPSA-9 - フルスタックGIS Developer (フルタイム) 2023年8月から現在

 
 
 
 
 
株式会社Geolonia
ソフトウェアエンジニア
2021年8月 – 2022年3月 日本
非常勤で、地図配信にかかるオープンソースGISソフトウェアの開発
 
 
 
 
 
ソフトウェアエンジニア
2021年6月 – 2021年11月 日本
フリーランスにて、地図アプリの開発支援
 
 
 
 
 
株式会社MIERUNE
ソフトウェアエンジニア
2020年10月 – 2021年8月 北海道, 日本
FOSS4Gソフトウェアを用いたGISアプリケーションの開発
 
 
 
 
 
ソフトウェアエンジニア
2020年1月 – 2020年9月 東京, 日本
地図マピオンの地図配信の開発・運用をしています。
 
 
 
 
 
国際航業株式会社
開発コンサルタント
2017年4月 – 2019年12月 東京, 日本
JICAのODA業務に従事していました
 
 
 
 
 
NAROK WATER AND SEWERAGE SERVICES CO., LTD.
GISスペシャリスト(青年海外協力隊)
2014年4月 – 2016年9月 ケニア共和国ナロック
協力隊として派遣され、ナロック水道局のGISシステムの構築及び無収水対策を行いました
 
 
 
 
 
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
ソフトウェアエンジニア
2009年4月 – 2017年3月 川崎, 日本
GIS関連のシステム開発業務を行いました

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